ステンドグラス用ルーターの刃(ビット)が抜けない・外れない時に、抜く方法【特殊な器具は使わずに】



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ルーターの刃(ビット)は抜けなくなる時がある


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日本における、デファクトスタンダード、グラスターのルーター。


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このルーターの刃が、度々抜けなくなる。ルーターを所持している人なら、皆知っているであろう、紛れもない事実。

ルーターの刃を交換したり位置をづらしたりするために抜こうとしても、びくともせず抜けない。

●考えられる原因

・ガラスの粉が隙間に入り込んで、噛んでしまっている。

・サビ。


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構造的にはこうなっている。赤線の部分がビットと軸との接点で、ここがくっついて外れなくなる箇所。これはもう、構造的に、定期的に抜き差ししなければ抜けなくなってしまう作りなのだ。

抜き方

●用意するもの

・付属の六角

・CRC556などの潤滑油

・硬い木など


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ふたを外し、ビットの周りの汚れを可能な限り取り除く。


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ビットはイモネジで固定されているので、六角を使って外す。外れないようであれば、CRC556を吹き付けるなどして、何とか頑張って外す。


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これがイモネジ。これが外れないと、流石にどうにもならない。


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問題が起きていなければ、ここでビットは外れる。

外れなければ、イモネジが入っていた穴にノズルを突っ込み、十分にCRC556の油をジェット噴射する(ここがミソ!) 。少し間を置いて油を浸透させる。


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そしてこのように、木などでテコの原理を使って刃を持ち上げる。回転させて刃の位置を変えたり色々やりながら、何とか刃が動くように、何度も試みる。

テコの支点の箇所(プラスチックでできた縁の部分)に力が入り過ぎると割れる可能性もあるので、気を使う必要はあるかもしれない。硬いのでちょっとやそっとでは割れないと思うが。


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抜けた!


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ビットの中の様子。きちんと構造を理解しておけば、抜くのに役立つ。

私の場合、今までこの方法で抜けなかったことは一度もない。どうしても抜けない場合、CRC556をかけて数時間~数日おくと良い。それでもダメな場合、ルーターの刃を抜く装置が売られているので(ビットラーで検索すると出てくる・そこそこ高価)、購入を検討することになる。

ルーターを出している他のメーカーとしては、インランドやグライフォン、FANOUTなどがあるが、写真で見る限りFANOUT以外は同じような構造に見えるので、この方法が使えるかもしれない。

以上。

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“ステンドグラス用ルーターの刃(ビット)が抜けない・外れない時に、抜く方法【特殊な器具は使わずに】” への2件のフィードバック

  1. うむむ~
    先日この機種を譲り受けたのですがそんな事態に陥ることが
    あるのですか?
    パニックる前にこのページ読んでおいて良かったです。

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