間仕切り3連ステンドグラス【フランク・ロイド・ライト調】01 – 構想・デザイン


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経緯・構想

このサイトを見て頂き、LINEでお問い合わせを頂いた、N様。新築される家にステンドグラスを入れることを、ご検討中とのこと。

N様は以前、アメリカで暮らしていたことがあり、そこでフランク・ロイド・ライトの実物のステンドグラスを見たこともある、ライト通。

そんなこともあり、ライト調のデザイン限定で事を進めることとなった。

ステンドを入れる箇所は、

①階段を上がって2階にあるダイニングに入る前のサイドの窓

②リビングと主寝室の間の壁

の2箇所を候補として挙げて頂いた。

デザイン案

何度かやり取りを重ねた結果の、最終的なデザイン案がこちら。

先ず、①階段上ダイニング前のステンドは、こちらの3点


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A案


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B案


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C案

かの有名な、クーンレイ・プレイハウス(Coonley Playhouse)のステンド、キンダー・シンフォニー(kinder symphony)。粗密を出すため、あえて細かめにデザインしている。

そして、②リビングと主寝室の間の壁。こちらは3枚で1セット。こちらもABCの3点を候補として挙げさせて頂いた。


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A案 ダーウィン D.マーティン邸(Darwin D. Martin House)のイメージ、ほぼそのままののデザイン。ライトの代表作と言って良いほど有名なもの。矢羽根デザインにリピテーションが多く入った、とってもライトらしいデザイン。

このデザインは、実際に書いてみると分かる、ライトしか書けないような線が何か所かある。


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B案 デイナ・トーマス邸(Dana-Thomas House)のステンドを下敷きにしたデザイン。実物はもっとかなり細かい。3枚とも違ったデザインにしたため、メリハリが出そうではある。


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C案 こちらも、恐らくデイナ・トーマス邸のものと思われるステンドを下敷きにしたデザイン。もっとシンプルにもできるが、ややクセを持たせた。

デザイン決定

①の階段上のステンドは今回は見送り、②をB案で進めることとなった。


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家の骨組みが完成した状態。上棟式の際のお写真。右側にステンドが入る開口が大きく開いている。この時点ではまだ大きな一つの開口。


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そして、完成したての、まっさらなお部屋。言うまでもなく、この中央の3連FIXにステンドが入る。

②は実際に制作を行うのでこの後も続くが、②のキンダーシンフォニーはもう出てこないので、ここで捕捉を。

オリジナルのライトの物は、原色系の鮮やかな色が使われており、どこかで読んだのだが、ドイツ製のオパックのアンティークガラスが使われているらしい。

ドイツ製のアンティークと言えば、現代ではランバーツ社な訳だが、ランバーツのオパックは、明るめの原色寄りの赤が、今は日本では売られていないようだ。少なくとも某ガラス問屋さんにはなかったし、他でも大きな板は見たことがない(欠片なら見たことがある)。

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従って、このステンドを作るならば、綺麗なオパックの赤を探し出すところから始める必要がある。ちなみに、緑と青(水色)は一応持っている。黄色とオレンジも多分手に入りそう。赤だけがないっ。

さて、デザインが決まったので、次回はガラス選びから進めていく。

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